「6GBくらいでいい、でも通信速度が遅いのは嫌」な人にお勧めしたい運用法。通話が少なめなら2,000円以下に収まる。ただしiPhoneの場合は設定時に注意が必要。
2023年6月23日に「OCN モバイル ONE」の新規受付は終了しました。この悲報については下記の記事をご覧ください↓
遂に理想の格安SIM運用にたどり着いた
だいぶ遠回りをしましたが、ついに理想の格安SIM運用を見つけ出すことができました。
数年前に某キャリアから格安SIMのイオンモバイルに移行して以降、日本通信SIM→楽天モバイルなどと転々としてきましたが、現在はPovo 2.0とOCNモバイルONEのデュアルSIM運用に落ち着いております。
以前にこんな記事を書きました。↓
要するに「格安SIMが多すぎるので、料金、速度別に整理してみた」という渾身の記事です。是非ご一読ください。
この記事に当てはめると私自身は「月6GBくらいでいいけど高速通信がほしい人」に当てはまります。同じように考えている人はけっこう多いのではないでしょうか。誰でも通信速度が遅いよりは速い方がいいですもんね。
そしてそのような方々にお勧めなプランはOCNモバイルONEです。価格は激安、、というわけではありませんが、速度が安定して速いです。格安SIMにありがちな平日の昼になると速度が極点に遅くなる、ということはほとんどありません。
私はそれに加えて、デュアルSIMでPovo 2.0を利用しています。こちらはなんと基本料金が0円。そして、トッピングを購入することでギガを獲得するというとても自由度の高いプランです。
今回は、この2つのプランをどのように私が利用しているかを紹介していきます。私のように「月6GBまででいいけど高速通信がほしい」「旅行などに行くときはギガ数を気にせず利用したい」と考えている方の参考になれば幸いです。
OCNモバイルONEとPovo 2.0の利用シーンについて
まずは普段メインで使用しているOCNモバイルONEについての説明です。
OCNモバイルONE
メインと言っても私はデータ専用SIMを利用しています。音声通話に関しては後述するPovo 2.0で使用しています。データ通信専用SIMの価格設定はこちら↓
私は月6GBで税込み1,188円のコースを利用しています。こちらはデータ繰り越しが可能ですので、最大で月12GBまで利用することができます。上述したように他の格安SIM会社と比べても格段に安いというわけではありません。
ではなぜOCNモバイルONEを選ぶのか。
OCNモバイルONEを選ぶ最大のメリットは速度にあります。以下は、同じ格安SIMの日本通信SIMとOCNモバイルONEの平日昼の速度比較です。
通信速度だけ見ると、OCNモバイルONEは圧倒的に速いです。三大キャリアに引けを取らないレベルですね。格安SIMでも通信速度でストレスを感じたくない人には、OCNモバイルONEは本当にお勧めです。
私は主にはこのOCNモバイルONEのデータ専用SIMをメインの通信回線として利用しています。通信速度に不満は無く、日常用途で不便に思ったことは一度もありません。
通信速度に関しては地域差などがあるので、参考までにね。
Povo 2.0
次にPovo 2.0についてです。
上述したようにPovo 2.0は基本料金は奇跡の0円。トッピングによりデータを追加していくシステムです。各トッピングの料金プランはこちらです↓
そして、私が一番お勧めしたいトッピングは「データ使い放題(24時間)」です。
これは税込330円で、購入後から24時間、データが使い放題になるプランです。しかも現状(2022年11月現在)では、購入した直後から次の日の0時まで、つまり約48時間利用できるという謎の嬉しい仕様になっています。
これが旅行や出張の時などに凄い便利です。一泊二日の良好なんかはこれで事足りてしまいますね。
いつか来るであろう改悪が怖いよ、本当に
つまり私のOCNモバイルONEとPovo 2.0のデュアルSIM運用は、
- 音声通話:Povo 2.0(基本料金0円、30秒/22円)、データ通信:OCNモバイルONE(データのみ6GB、1,188円)
- ほぼWi-Fi環境にいる平日など:OCNモバイルONE
- 休日に出張や旅行に行くとき:Povo 2.0の24時間データ使い放題トッピング(税込み330円)
という風に使い分けています。
私の場合通話はほとんどしないので、通話料金は500円以内に収まっていますが、通話料が多くなる人にはPovo 2.0の「5分以内通話かけ放題のトッピング(税込550円)」の購入をお勧めします。こちらも5分通話以内かけ放題プランの中では最安クラスです。このあたりの融通が利くのもPovoならではですね。
iPhoneでデュアルSIM運用を設定する際に注意すること
最後に、iPhoneでデュアルSIM運用を設定する際に注意点が一つあります。それは、iPhoneは「構成プロファイル」を一つしかインストールできないということ。中々困った仕様です。
多くの格安SIMは構成プロファイルをインストールすることで、利用することができます。私が以前使用していた日本通信SIMやOCNモバイルONEも同様に、公式サイトから構成プロファイルをインストールする必要がありました。しかし、Povoなどの大手キャリアのサブブランドはインストールの必要はなく、eSIMの設定、もしくはSIMを挿入したら普通に使えます。
「じゃあPovoとOCNモバイルONEなら大丈夫なのでは?」と思うかもしれませんが、これが中々苦戦しました。普通にPovoにeSIMの設定→OCNモバイルONEの物理SIMを差し込んで、構成プロファイルをインストール、という流れではデュアルSIM設定ができないことがあります。具体的な設定の流れを下記にお示しします。
- povo2.0のeSIMをiPhoneに設定(eSIMご利用のお客様(iPhone)|基本料ゼロから始めるau回線のスマホプラン【公式】povo2.0)
- OCNモバイルONEの物理SIMをiPhoneに挿入、iPhoneの「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」でOCNモバイルのSIMカードを選択しておく。
- OCNモバイルONEの「構成プロファイル」をSafariからインストールする。OCN モバイル ONE APN設定用構成プロファイル(iOS) | 個人向けOCNお客さまサポート
- 「設定」→「モバイル通信」→「デフォルトの音声回線」でPovoのeSIMを選択する。
- 再起動する
- それぞれの回線でデータ通信ができること、Povo 2.0の電話番号で電話ができることを確かめておく。
以上です。特に②→③の順番が重要だと思います。構成プロファイルをインストールするときにモバイルデータ通信でPovoを選択していると、うまく設定できないことが多いです。順番を間違えてしまったら一度構成プロファイルを削除してやり直しましょう。
デュアルSIMのAndroidなら、上の手順はなーにも気にしなくていいよ。そう、Androidならね。
まとめ
以上です。iPhoneでの設定は少し煩わしいですが、Povo 2.0とOCNモバイルONEのデュアルSIM運用は、私のようなプチライトユーザーに本当にお勧めです。
- Povo 2.0(基本料金0円、30秒/22円)、OCNモバイルONE(データのみ6GB、1,188円)のデュアルSIM運用
- 平日はOCNモバイルONE、休日に出張や旅行に行くときはPovo 2.0の24時間データ使い放題トッピング(税込330円)
- あまり通話しない人は合計2,000円で収まる。通話料多めの人はPovo 2.0の5分以内通話かけ放題(税込み550円)がお勧め
- iPhoneでの設定は少し複雑。
以上になります。これが現状、現在の私の最適なスマホの料金プランです。同じ様に考えている方の参考になりましたら幸いです。
それではまた!
コメント
コメント一覧 (3件)
OCNモバイルONE(iphone)ユーザーです。
eSIMでpovoを検討していたので、大変参考になりました。1点質問があるのですが手順❶〜❸でOCNの物理SIMはが予め抜いておくのでしようか?povoのチャットでは「APN構成プロファイルの削除」のみの指示だったので気になって確認しました。
ご質問ありがとうございます。
今はiPhoneからAndroidに変更してしまったので最近のiOS事情は詳しくないのですが、以前の状況のままであれば手順➋の段階でOCNの物理SIMを挿入してうまくいっていたと思います。
少し前の記事なので仕様が変わっていたら申し訳ございません。。
お名前、匿名さまに変更させていただきました。
返信ありがとうございます。名前も変更して頂きありがとうございました。Androidへ変更されたのですね。APNプロファイルに縛られないのは楽ですものね。初めてのデュアルSIMなので緊張しますがpovo入れてみます。