日本のMVNOは多すぎる!必要なものをまとめてみたら11社だけで良かった。
※11社でもまだ多いというツッコミは受け入れません。
2022年、日本のMVNOは1651社ある。整理が必要である。
みなさん、MVNOが日本でいくつあるか知っていますか?
総務省の資料によると、「事業者数は、2022年3月末で、1,651社(※2)であり、前年同期と比べ135社増加している。」とされています。
「は?1651社?そんなにあるの?」と思いますよね。そんなイメージはありませんが、大小含めるとこれくらいあるそうです。多いということはそれだけ選ぶことができる、逆に言えば、選ぶのに苦労するということ。選択肢が多すぎるのも困りものです。
「格安SIMに変えたいけど、会社やプランが多すぎて、何を選んだらいいか分からない。格安SIMに変えて速度が遅くなるのは嫌。」とか「安くて速いのはないの?」など、あまり多すぎるとニーズに合ったプランを探すことが難しくなります。
そこで、今回、「格安SIMにこういうニーズがある人にはこのプラン」のようにMVNO事業者をまとめてみました。格安SIMに変えたい、でも多すぎて選べない、という人の参考になれば幸いです。
結果、この世に必要なMVNO業者は11社だけだったよ!
※ぴいたん調べ
まずはパターンをわけてみる
オンラインで解決したい人向け
まず格安SIMを求める人たちの要望を思いつく範囲で表にまとめてみました。赤字が特におすすめ!
安定した高速通信が欲しい! | 回線の質は気にしない! | |
---|---|---|
20GB以上 | 楽天モバイル ahamo(大盛り) | mineo(パケット放題plus) |
20GB以下 | ahamo, Povo2.0, LINEMO | mineo(パケット放題plus) 日本通信SIM(20GB合理的プラン) IIJmio(音声20GBプラン) |
10GB以下 | OCNモバイルONE | NUROモバイル(VLプラン) |
6GB以下 | OCNモバイルONE | 日本通信SIM |
3GB以下 | LINEMO、POVO2.0 | NUROモバイル(VSプラン) |
1GB以下 | – | 日本通信SIM |
通話のみ | – | HISモバイル |
次の章でそれぞれのプランの簡単な説明をします。
対面(店頭)じゃないと嫌な人向け
「インターネットが苦手、対面で店員さんの話を聞かないと信用できないよ!」という人は下記の表をご参照ください。
携帯ショップに行くことが好き、高い金額を払って経済を回したい | 安い方がいいけどどうしても店頭で契約したい人 |
・最寄りのdocomo、Softbank、auショップに行って店員さんに相談し、言われるがままのプランを契約しよう! | ・最寄りのイオンに行ってイオンモバイルの店員さんに相談しよう! ・docomoショップでエコノミーMVNO(OCNモバイルONE)を契約したい!と言おう |
イオンモバイルは契約したことがあるけど、店員さんは親切だったよ!当時の話だけど余分なオプションを勧められることはなかった!年配の人にもおすすめ!店員さんも年配な場合があるけどね(笑)
各パターンごとの説明
月20GB以上を求める人
月20GB以上、安定した高速通信が欲しいヘビーユーザーさんへ
楽天モバイルを契約しましょう。住んでいる地域・お住まいに楽天モバイルの回線が問題なく入る人、もしくは楽天の将来性に期待している人にはお勧めです。どれだけ使っても税込3,278円はもはや奇跡。しかし、楽天回線に不安を感じている人、信用できず改悪を恐れている人は少なからずいると思います。
そんな人はahamo大盛りを契約しましょう。月100GBまで税込4,950円で、5分以内の無料通話がついてきます。
月20GB以上で安定した高速通信を求める人はこの2択がお勧めです。(楽天の安定性は期待値込みです。)
月20GB以上欲しいが通信品質にはこだわらない人へ
mineo(マイネオ)を契約し、パケット放題 Plusのオプション(税込385円)を選択しましょう。例えば、mineo デュアルタイプ 1GBにこのオプションを追加すると、税込1,683円でパケット使い放題です。
速度は最大1.5Mbps、3日間で10GB以上利用時は速度制限がかかるという制限を考慮しても、奇跡のプランです。通信速度にこだわらなければほとんどの人にお勧めと言えるでしょう。
月20GB以下で良い人
安定した高速通信が欲しい人へ
ahamo、Povo 2.0、 LINEMOを契約しましょう。5分通話無料が欲しい人はahamo、トッピングを利用して最安を目指したい人はPovo 2.0、非Wi-Fi環境下でLINEをよくする人はLINEMOという感じですね。
Povo 2.0は180日間(150GB)で税込12,980円のデータトッピングを使えば、2,163円/月で25GBとなるので、3プランでの中では最安となります。トッピングに手間を感じない人はPovo2.0を契約しましょう。
通信品質にはこだわらない人へ
mineo(マイネオ)+パケット放題plusオプション、日本通信SIM(20GB合理的プラン)、IIJmio(音声20GBプラン)の中から選びましょう。
上記で述べたようにmineoが最強です。しかし、日本通信SIMは月70分の通話無料と20GBが使えて税込2,178円ですので、通話多めの方にお勧めです。IIJmioは正直、これといった特徴がありませんが、20GBのデータ容量を繰り越しが出来て税込2,000円です。あまり通話をしない方は日本通信SIMよりお勧めかもしれません。
月10GB以下で良い人
安定した高速通信が欲しい人へ
OCN モバイル ONE|ドコモのエコノミーMVNOを契約しましょう。お勧めです!音声対応SIMカード10GBで1,760円で、決して激安ではありません。しかし速いんです!平日の昼間でも安定しています。格安SIMの中ではコスト(費用)とパフォーマンス(速度)のバランスが一番良いと思います。もちろん、キャリア(ahamo, Povo2.0, LINEMO)レベルの安定性には届かないことはご承知おきください。
詳しくは下記をご参照ください。
通信品質にはこだわらない人へ
NURO Mobile(VLプラン)を契約しましょう。音声10GBで1,485円で安いです。その他、大した特徴はありません。
月6GB以下で良い人
安定した高速通信が欲しい人へ
OCN モバイル ONE|ドコモのエコノミーMVNOを契約しましょう。私もこのプランです。音声対応SIMカード6GBで1,320円で、決して激安ではありません。しかし速いんです!平日の昼間でも安定しています。格安SIMの中ではコスト(費用)とパフォーマンス(速度)のバランスが一番良いと思います。もちろん、キャリア(ahamo, Povo2.0, LINEMO)レベルの安定性はありませんが。それを求める人は三大キャリアを選びましょう。
詳しくは下記をご参照ください。
通信品質にはこだわらない人へ
日本通信SIM(合理的みんなのプラン)を契約しましょう。
日本通信SIMは月70分の通話無料と6GBが使えて税込1,390円ですので、通話を月70分くらいまでする人にお勧めです。私も使ってみましたが、通話も安定しています。まさに合理的。ライトユーザーには理想のプランでしょう。お勧め。
月3GB以下で良い人
安定した高速通信が欲しい人へ
LINEMO(ミニプラン)を契約しましょう。税込990円でSoftbank回線の安定した3GBデータ量を利用可能です。非Wi-Fi下でもLINEは使い放題です。LINEをよく使う方にもおすすめです。
トッピングが面倒くさくない人にはPovo2.0の3GBトッピング(税込990円)も選択肢に入りますね。
通信品質にはこだわらない人へ
NURO Mobile(VSプラン)を契約しましょう。音声3GBで792円で安いです。その他、大した特徴はありません。
月1GB以下で良い人
安定した高速通信が欲しい人へ
ありませんね。強いて言えばOCN モバイル ONE|ドコモのエコノミーMVNOの1GB/月(税込770円)ですね。
通信品質にはこだわらない人へ
日本通信SIMを契約しましょう。税込290円で1GB使用できます。通話料は11円/30秒。通話も安定しています。70分の通話をオプションで付けても税込990円で収まります。お勧め。
電話だけでいい人
中には通話だけでいい人もいるかもしれません。そんな方にはHISモバイル(音声通話付き1GBプラン)がお勧めです。税込550円のプランですが、通信を全く使わずに100MBに収めると、月々の支払は税込290円となります。そして通話料金は税込9円/30秒と最安クラス。5分かけ放題のオプション(税込500円)を付けても月々790円で収まります。
通話しかしないよ!という方にはお勧めですね。
※2022/9/9追記
通話しかしない。さらに、通話時間も短いという人にはPovo 2.0もお勧めです。基本料は無料です。通話料は22円/30秒ですので月に400秒(6分40秒)くらいしか通話しない人はPovo2.0が良いでしょう。
11社、18プランにまとまった、さらに絞る
いかがでしょうか。1651社をイオンモバイルを含む11社にまとめました。この11社以外は不要と言っても過言ではないでしょう(怒られる?笑)。
大事なことなので2度言いますが、キャンペーンなどに惑わされるのが嫌いですので、「〇か月〇円引き!」とか「光回線セットで〇か月〇円引き!」は一切無視をしています。
さらに、個人的には、下の表のように、イオンモバイルを含む10社12プランとさらに絞って良いと思います。
安定した高速通信が欲しい! | 回線の質は気にしない! | |
---|---|---|
20GB以上 | 楽天モバイル | mineo(パケット放題plus) |
20GB以下 | ahamo, Povo2.0 | mineo(パケット放題plus) |
10GB以下 | OCNモバイルONE | NUROモバイル(VLプラン) |
6GB以下 | OCNモバイルONE | 日本通信SIM |
3GB以下 | LINEMO | NUROモバイル(VSプラン) |
1GB以下 | – | 日本通信SIM |
通話のみ | – | HISモバイル |
だいぶすっきりしたのではないでしょうか?
しかし、この業界は日進月歩。次々に新しいプランが誕生します。ただ、上記のプランであれば、80点以上は取れているかなと思います。
格安SIMのプランで迷っている人は、上の表でどれに当てはまるか確認してみてください!
まとめ
いやーなかなか大変でしたが、一人一人に合った格安SIMのプランをまとめてみました。
この記事のまとめです。
- 日本のMVNOは多すぎる!(大小含めると1651社あるらしい、ホント?)
- 通信料と通信速度、通信費用を調べて、本当に必要なプランを選定してみた。
- 必要なMVNOは11社18プランだった。(自社調べ)
- 次々に新しいプランが生まれるので、おおよそ80点以上取れていればOK!
以上です。楽天モバイルの通信・通話品質がめっちゃ良くなったら諸々解決する気がしますね(笑)
それではまた!
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