プレ値で買う価値はある？ウイスキー初心者がフロム・ザ・バレルを飲んでみた。

2022 9/11

2022年7月3日 2022年9月11日

結論：確かに美味しいが、プレミアム価格で買うよりは、店頭での巡りあわせに期待したい。

初めて店頭で買えました！

前から飲みたいと思っていたNIKKA WHISKYのフロム・ザ・バレル

飲んでみたいと思っていたのですが、なかなか店頭で巡り合うことはできず。しかしネット通販ではプレ値となっており、なかなか買う気になりません。

そんな中！近所の酒屋をパトロール中に、たまたま一本の『フロム・ザ・バレル』を発見しました！!(^^)!

その額は税込みで2838円….あれ若干高い？まあ、ほぼ定価ということで(笑)

今回、初めて大人気の『フロム・ザ・バレル』を飲んでみたので、レビューをしてみます。

「ネットでちょっと高いけど買おうかなー、どうしようかなー」と悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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NIKKA WHISKYのフロム・ザ・バレルとは

『フロム・ザ・バレル』は熟成を経たモルト原酒とグレーン原酒をブレンド後、さらにもう一度樽詰めし、数ヶ月ほど再貯蔵したブレンデッドウイスキーです。私はてっきりジャパニーズ・ウイスキーの一つかと思っていましたが、モルトウイスキーの一部に海外産の原酒も使用されているため、日本洋酒酒造組合の定めるジャパニーズ・ウイスキーの表示基準には合致しません。まあ、そんなに気にしないですけどね(笑)

日本洋酒酒造組合

日本洋酒酒造組合（公式ホームページ）日本洋酒酒造組合は、昭和28年に「酒税法」とともに制定された「酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律」により、同年7月に大蔵大臣の認可を受けて設立された法人です。

『フロム・ザ・バレル』は割り水を最小限にとどめており、アルコール分は51％に設定されています。高いですね、飲みすぎ注意です^^

飲みごたえがあり、再貯蔵で生まれた濃厚にして繊細な香りと味わいのハーモニーをお届けしているとのこと。これは楽しみですね！

ちなみにホームページによると、「再貯蔵はマリッジ（結婚）と呼ばれ、個性の違うウイスキーは結婚したかのように深くなじみあい、調和のとれた美味しさが生まれる」とのことです。なんかロマンチックですね！

ぴいたん

ウイスキー関連はちょいちょいロマンチックだったりカッコいい表現があったりするよね！^^

フロム・ザ・バレルの歴史

フロム・ザ・バレル – Wikipediaより一部引用

フロム・ザ・バレルは1985年（昭和60年）10月にニッカウヰスキーから発売されました。当時はあまりこの味わいが受け入れられなかったようですが、2009年に「ベスト・ジャパニーズ・ブレンデッドウイスキー［ノーエイジ］」を受賞、「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ（ISC）2015」のウイスキー部門で”トロフィー”も受賞しています。

ボトルデザインのコンセプト

『フロム・ザ・バレル』でまず目を引くのはそのボトルデザインですね。

ボトルデザインの開発は、グラフィックデザイナーの佐藤卓氏。著書の「クジラは潮を吹いていた。」で、ボトルデザインについて、

「強くて濃いウイスキーが、どのようなボトルであるべきか。私は「小さな塊」にしたいと思った。濃いものは少ない量のほうが美味しそうである。・・（中略）・・味の濃いものは少ない量。つまり、小さな塊という隠喩に則ってこのような首の短い四角いボトルをデザインした。四角いボトルは同量の円柱ボトルとくらべ、正面から見て小さくなる。」

と語られています。

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特徴的なボトルデザインというのもウイスキー好きにはたまりませんね。ちょっと注ぎにくいという難点はありますが(笑)

ちなみにこちらのボトルは700mlではなく、500mlです。税込で大体2800円で安いなーと思っても、700mlに換算すると、3900円くらいになりますね。ちょっといいウイスキーです(笑)　余計にプレミアム価格で買いたくなくなりますね。

ストレートで飲んでみた

玄人ぶってストレートで飲んでみます。

香りからして、アルコール度数が高いです！口に含むと、確かに濃厚な甘みがあるような気はしますが、やはりアルコールの刺激が私には強く感じます。ストレートではずっと飲んではいられなさそうですね。

トワイスアップで飲んでみた

ウイスキーに常温の水を足して1：1にして飲んでみました。

アルコール感がだいぶ落ち着いた香りになりました。意外でしたが、加水すると香りにスモーキーさを感じます。でも最後の方にフルーティーさも感じますね。加水すると口当たりは大分まろやかで、ストレートではアルコールの強さが邪魔してわからないウイスキーの甘さを強く感じます。トワイスアップ、美味いです^^